40歳、会社員、男性です。
私はずっと、自分の口臭が臭いのを知りませんでした。しかし次第に口臭が強くなっていったのだとおもいます。
その兆候を最初に感じるようになったのは、課長になり部下を持って意欲的に仕事を始めた3年前でした。ふと打ち合わせの際に、顔をあげて相手をみると、苦笑いをしていることが多いなあ、と感じることが増えました。
当初私は自分の言い方が良くないのかもしれない、表情が相手を不快にさせるのかもしれない、話の内容が深刻そうに聞こえるのかもしれないと、コミュニケーションのハウツー本を読んだりしました。当社は、顔を合わせて仕事をするというより、電子ツールを用いたコミュニケーションのほうが活発に行われているため、仕事自体は特に問題なかったのですが、やはり、私としては顔を合わせて仕事をしたほうがお互いの心が通じる気がして、フェイストゥフェイスの打ち合わせにこだわっていたのです。
しかし、相手の反応や苦笑いが次第にトラウマのようになり、他の上長と同じようにツールを便利に使ったコミュニケーションが多くなっていきました。まあ、自分のリーダーシップが足りないのが原因だろうと思っていました。
思い出すのも恥ずかしい体験
そんな仕事の仕方に少し物足りなさを感じていたある日、親戚の法事がありました。あまりお酒は得意ではないのでわずかしか飲まなかったのですが、途中、保育園児の姪を抱き上げたところ、「口が臭い」と大声で言われました。場にいる他の人はお酒の匂いのせいで姪が言ったのだと思っていたと思います。しかし、私は自分がわずかしかお酒を飲んでいないのを知っていますし、他のもっとお酒の匂いがしそうな親族にところで臭いと言わなかったのを知っています。
私はその瞬間に、色んな人の表情が頭の中で繋がり、自分が口臭がきついんだ、と気づきました。そして顔が真っ赤になりました。
帰り道に妻に聞いてみると、結婚当初から口臭は気になったと、知りました。もう10年以上、私は口臭が臭いのを自分は知らずに、人に迷惑をかけていたのだと知りました。
完全な口臭対策生活の始まり
それから私は対策を始めることにしました。まずは生活から。規則正しい生活と食べ物に気を付けることを始めました。今まで運動不足だったのを、駅一つ分歩くことをはじめ、脂っぽい食べ物を控えるようにしました。
また予防のために、口内環境を整えることをはじめました。時間かかりましたが、1年ほどで妻から結構口臭が減ったかもといわれました。体重も10キロ近く減りました。
その後は運動・食生活を継続し、予防として、口臭は毎食後に歯磨きをし、時間があれば糸ようじで歯間のゴミを取り除いています。個人的には歯間のゴミは口臭の原因のかなり大きな部分を占めているような気がしています。
今気になっているのは口臭チェッカーです。妻に聞いても、話半分で回答されるときもありますし、客観的なデータとして口臭が防げているのを実感すると自分に自信がでます。今の状態を維持するためにも購入し、ときおりチェックに使いたいと思っています。